地場は活生しています。したがって、様々な影響が発生します。地鎮祭とはそのために、地場のよくない気を静めて、産土神(ウブスナガミ)や大地を支配する神々の許しを受けて、その地場を使用し、自然の恵みを受けるための祭りです。
ベタコンクリート基礎は、床下全体に鉄筋入りの厚いコンクリートを打つもので、コンクリート盤全体で建物を支え、重さを地盤に均等に伝えるため、地震時にも安定します。床下防湿にもなります。
土台は木造建築の骨組みの最下部にあり、柱を受け、その根本をつなぐ横材です。アンカーボルトで布基礎にしっかり固定します。
一般には『建前』と呼ばれ、本来は家屋の守護神や工匠の神をおまつりして、新しい住まいに災厄が起こらぬように祈念する祭事です。現在では、棟上げのお祝い、施主と工事を担当する職方(主に大工)の顔合わせのセレモニー的要素が強くなっています。
屋根の野地板が全て打ち終わり、建物の骨組み『主体構造』が完成しました。
丸太の桁に化粧垂木を乗せた状態。丸太の材料は「杉」を使用しています。
間柱が入り、まぐさを入れ、サッシ枠をはめ込みました。筋交いが入り、壁の強度も強くなっています。
エアコンなどに比べ低い温度設定(約20℃程度)でも快適にすごせる床暖房。当建築においては、約60℃の温水を床下に循環させ、伝導熱・ふく射熱を利用する温水式床暖房を採用しました。
外壁側には防水・防湿シートをはり、外壁の下地を柱・間柱などに釘打ちした状態です。
屋根瓦を葺き終わりました。
和室の天井は「竿縁天井」を採用。柾目板をカンナで削り、板のはり方は「羽重ね張り」。