土塗壁からマイナスイオンが生成するのはレナード効果(滝効果)によるものと考えられます。水の粒子の表面はマイナスイオンに帯電しているので、その表面に空気中のプラスイオンが吸着されます。
この水の粒子(クラスター)がさらに細かく破砕されれば水の表面積は著しく大きくなり、空気中のプラスイオンが大量に吸着され、この結果、空気中にはマイナスイオンが多くなるのです。
吸湿している土壁の表面に乾いた空気が当たれば放湿が起こり、極く微細な水のクラスターができるので、その室内の空気はマイナスイオン環境になります。
これは滝や噴水の周辺がマイナスイオン環境になるのと同じ原理です。さらに、土壁の部屋には森林浴効果もあり、シックハウス症候群の予防・治療効果があるのです。